事例の背景
大阪市中央区で10年以上居酒屋を営むO様は、ある日深夜の仕込み中に従業員から「厨房で黒い影が走った」と報告を受けました。確認すると、調理器具の下や食材の保管スペースにネズミの糞らしきものが残されており、強いショックを受けたといいます。
飲食店にとって衛生面の不安は命取りです。万が一お客様にネズミの姿を見られれば、SNSなどで一気に広まり、信用を失う可能性があることはO様も理解していました。実際にスタッフからも「食材に被害が出たら営業停止になりかねない」と声が上がり、強い危機感を抱くようになったそうです。
そこでまずは市販の粘着シートを厨房に並べ、侵入口と思われる隙間には金属たわしを詰めるなどの応急処置を試みました。しかし、数日後にはまた足音が聞こえ、食材の袋にかじられた跡も発見。従業員からも「これ以上は素人では無理です」と意見が出たため、O様自身も「早く専門業者に頼まないと店が続けられなくなる」と判断しました。
数社のホームページを比較する中で、施工実績や再発保証のある害獣プロテクトを見つけ、「ここなら任せられる」と依頼を決めたのです。
害獣プロテクトからのご提案
現地調査の結果、厨房の排水管まわりや勝手口の下部に大きな隙間があり、そこからネズミが出入りしていることが分かりました。さらに、天井裏にも通路のように断熱材がかじられた跡があり、すでに店全体に広がりつつある危険な状況でした。
飲食店では「お客様に見られる前に確実に駆除すること」が最優先です。そのため、まずは捕獲と駆除を並行して行い、厨房内で活動しているネズミを短期間で一掃しました。粘着シートや毒餌も設置しましたが、設置場所を工夫することでスタッフや食材には影響が出ないよう細心の注意を払いました。
次に取り組んだのが、侵入口の徹底封鎖です。配管まわりや壁の劣化部分は業務用の防鼠材や金属板を用いてしっかりと塞ぎ、再び侵入できない状態にしました。特に飲食店は食材の匂いがネズミを引き寄せやすいため、封鎖作業を怠るとすぐに再発してしまいます。そこで「どこを塞いだのか」を写真付きの報告書にまとめ、O様にも安心いただけるよう説明しました。
また、長期間放置されていた天井裏には糞尿が蓄積しており、悪臭や菌の繁殖が懸念されました。そこで消毒と消臭を徹底し、厨房内の衛生環境を整備。さらに、清掃後にはスタッフの方々に「ゴミの一時保管場所を工夫する」「段ボールは早めに処分する」といった再発防止のためのアドバイスも行いました。
駆除後は定期的に点検を行い、再侵入の形跡がないかを確認。害獣プロテクトでは飲食店の場合、営業への影響を最小限にするため夜間や定休日での作業にも対応しています。今回もO様の営業に支障が出ないよう日程を調整し、スムーズに駆除を完了させることができました。
お客様の声
正直、最初に厨房でネズミの影を見たときは頭が真っ白になりました。もしお客様に見られてしまったら、これまで築いてきた信用が一瞬でなくなると思ったからです。自分で粘着シートを置いたり、隙間を塞いだりもしましたが全く効果がなく、日々の営業に支障をきたすのも時間の問題でした。
害獣プロテクトさんに依頼して本当に良かったのは、対応が早くて徹底していたことです。調査の段階で隅々まで確認し、写真を交えて説明してくれたので「これなら任せられる」と安心しました。施工当日も夜間に作業していただき、営業に影響が出なかったのも助かりました。
駆除後は厨房も天井裏もきれいに消毒していただき、スタッフからも「前より安心して仕込みができる」と声が出ています。今では夜中の物音に怯えることもなく、お客様を迎えることができています。もしあのまま放置していたら、営業停止や客離れに直結していたかもしれません。本当に心強い存在でした。