事例の背景
大阪府豊能郡の山あいに佇む築80年の家。ご両親から受け継ぎ、大切に住み続けてきたH様ご夫婦にとって、古民家の趣は何よりの誇りでした。ところが数か月前から、夜になると天井裏でドタバタと走り回る音が聞こえるようになり、やがて強い獣臭が漂いはじめました。調べてみると、どうやらハクビシンが棲みついている様子。
最初は市販の忌避剤やネットで見た方法を試しましたが、効果は一時的で状況は悪化するばかり。寝不足が続き、天井の染みや糞尿被害にも気づいた時には「このままでは家がダメになってしまう」と大きな不安に襲われました。
害獣プロテクトからのご提案
現地調査に伺った際、まず確認できたのは天井裏に溜まった糞尿と、屋根瓦の隙間から侵入したと思われる複数の出入口でした。ハクビシンは非常に執着心が強く、一度棲みついた場所に何度でも戻ろうとする習性があります。そのため、単に追い出すだけでは再発リスクが高く、根本解決には「侵入経路の完全封鎖」と「被害箇所の徹底処理」が不可欠です。
H様ご夫婦には、以下のような段階的プランをご提案しました。
- 徹底調査と被害状況の可視化
屋根裏や床下を隅々まで点検し、写真・動画で現状を記録。被害の深刻さを「見える化」することで、ご夫婦も納得して次の工程に進むことができます。 - 追い出しと侵入防止施工
専用機材を用いてハクビシンを追い出し、屋根瓦の隙間や換気口などすべての侵入口を金網や専用資材で封鎖しました。古民家特有の隙間も多いため、大工経験を持つスタッフが建物の構造に合わせた施工を行います。 - 糞尿清掃・消毒・消臭
長期間にわたり溜まった糞尿は強烈な臭気と雑菌の温床となるため、清掃後に殺菌・消毒を徹底。加えて消臭処理を施し、生活空間に臭いが残らないよう配慮しました。 - 断熱材の点検と補修
糞尿で劣化した断熱材を部分的に交換し、古民家の快適性を維持。必要箇所には補強工事も行い、建物の寿命を延ばすサポートもしました。 - 再発保証とアフターフォロー
駆除後は最長5年間の再発保証を付帯し、万一同じ害獣が再び侵入した場合も無料で対応できる仕組みをご説明しました。
今回のご夫婦のように、「まずは自力で対処しよう」と考える方は少なくありません。しかし、ハクビシンは学習能力が高く、素人の対策ではすぐに突破されてしまうケースが多いです。放置すれば建物へのダメージは拡大し、修繕費用も膨らんでしまいます。そのため、早めに専門業者へ相談することが、長い目で見れば最も経済的かつ安心な選択だといえます。
害獣プロテクトでは、駆除だけでなく「住まいを元の快適な環境に戻すこと」までをゴールに据えています。H様ご夫婦にも、その点をご理解いただいたうえで施工に入り、安心してお任せいただくことができました。
お客様の声
「最初は夜中の物音ぐらいだろうと軽く考えていましたが、日を追うごとに臭いもひどくなり、眠れない日が続きました。市販のスプレーや忌避剤も試しましたが、まったく効かず、正直どうすればいいのか分からなくなっていました。
害獣プロテクトさんにお願いしてからは、とにかく対応が早くて丁寧で、安心できました。調査の段階で写真や動画を見せてもらったときは『こんなに被害が進んでいたのか…』とショックでしたが、逆にプロに任せて正解だったと実感しました。侵入口をすべて塞いでもらい、糞尿の清掃から消毒・消臭まで徹底的にやっていただけたので、家の中の空気が本当に変わりました。
依頼していなかったら、家がもっと傷んで修繕費がかさんでいたと思うと恐ろしいです。今は夜もぐっすり眠れるようになり、夫婦でほっとしています。古い家を守りたいという気持ちに寄り添っていただき、心から感謝しています。友人やご近所さんにも、自信を持ってオススメできる業者さんです。」