事例の背景
Y様ご夫婦がお住まいなのは、築100年を超える大きな古民家です。母屋に加えて離れが3棟もある広いお宅で、長年にわたり地域の親戚や知人が集まる場所として大切にされてきました。
しかし、数年前から天井裏で物音がするようになり、調べるとアライグマやイタチが住み着いていることが判明しました。最初は母屋だけの問題かと思っていたものの、気づけば離れの天井裏にも被害が広がっていました。古い家のため建物の至るところに隙間があり、夜になるとガタガタと走り回る音が聞こえ、眠れない日も多かったそうです。
ご夫婦はこれまで、忌避剤をまいたり粘着シートを置いたりと自分なりの対策をしてきました。しかし敷地が広く、建物の数も多いため効果は限定的。被害は収まらず、むしろ動物の気配は増していきました。「大きな家だから仕方ないのか」と半ば諦める気持ちもあったそうですが、天井裏の糞尿による悪臭や建物の傷みを考えると、放置はできないと判断。専門業者に相談しようと決心されました。
害獣プロテクトからのご提案
Y様宅のケースは「母屋と離れを含めた複数棟への被害」という点で非常に特殊でした。アライグマとイタチが同時に侵入しているため、部分的な施工では効果がなく、すべての建物を対象にした包括的なプランが必要でした。そこで私たち害獣プロテクトは、以下の手順での解決策をご提案しました。
まずは全棟の徹底調査です。母屋と3つの離れを隅々まで点検し、侵入口や被害箇所を一つひとつ記録しました。古民家特有の「瓦の隙間」「土壁と柱の取り合い部分」「床下の通風口」など、多数の侵入口が見つかりました。そこで、建物ごとに施工計画を立て、封鎖工事を段階的に進めることとしました。
次に害獣の追い出しと駆除です。アライグマやイタチは警戒心が強く、完全駆除には慎重な作業が必要です。専用の機材と忌避剤を組み合わせ、まずは建物から追い出し、残っていた個体は捕獲トラップで対応しました。その後、侵入口を金網や専用部材で塞ぎ、再侵入を防止しました。
続いて被害箇所の清掃・衛生処理を行いました。天井裏には長年の糞尿が溜まり、断熱材が汚染されていました。これらを撤去・交換し、殺菌消毒と消臭処理を実施。特に母屋は生活空間に直結しているため、徹底的な衛生対策を講じました。
さらに長期的な安心のための再発防止策として、定期点検と最長5年間の再発保証を付けました。古い構造の住宅は新たに隙間が生まれやすいため、定期的な確認と補修を行うことで安心して暮らしていただけるようにしています。
この総合プランにより、母屋も離れもすべて害獣の気配がなくなり、Y様ご夫婦からは「大きな家だから仕方ないと思っていたけれど、ちゃんと解決できるんですね」と大変喜んでいただけました。。
お客様の声
うちは築100年を超える古い家で、母屋に加えて離れも3つあるので、「動物が入ってくるのは仕方ない」と半分諦めていました。でも、夜中に天井裏を走り回る音や糞尿の臭いに悩まされるようになり、だんだん生活に支障が出てきました。市販の薬や罠も試しましたが、とても追いつかず…正直どうにもならないと思っていました。
害獣プロテクトさんにお願いして驚いたのは、まず調査の丁寧さです。母屋も離れも一棟ずつ点検して、侵入口や被害の状況を写真で見せながら説明してくれました。「ここを塞げばもう入れません」と具体的に教えてくださったので、ようやく安心できました。
作業も大規模でしたが、段取りよく進めていただき、終わったその日から夜は静かになりました。糞尿の処理や消臭までしてもらったので、家の中の空気まで変わったように感じます。長期保証もついているので、これからも安心です。夫婦で「もっと早くお願いすればよかったね」と話していますし、大きな家や古い家で悩んでいる方には心からおすすめしたいです。