事例の背景
Y様ご夫婦のお宅は築60年の木造住宅で、これまでに何度か増築を行ってきました。そのため建物全体に隙間が多く、5年ほど前からネズミの被害が出始めていました。当初は台所や押し入れに糞が落ちている程度でしたが、ここ1〜2年で状況は悪化。夜中になると天井裏を走り回る音が大きくなり、眠れない日が続くようになりました。
さらに、屋内にも被害が広がってきました。食品がかじられたり、壁紙や断熱材が破られたりと、生活空間にまで影響が及んできたのです。加えて、鼻を突くような悪臭が家中に漂うようになり、不安に思って調べたところ天井裏からネズミの死骸が発見されました。このままでは衛生面や健康面に大きな影響が出るのではと、ご夫婦は強い危機感を抱かれました。
これまでホームセンターで購入した毒餌や粘着シートを試されていましたが、一時的な効果しかなく、再び被害が再発してしまいました。「もう自分たちでは手に負えない」と判断し、安心して任せられる専門業者を探すことにされたのです。
害獣プロテクトからのご提案
Y様ご夫婦のお宅は築60年で、増築を繰り返してきた経緯から建物の構造に複雑な隙間が多く、ネズミが入り込みやすい状況になっていました。長年にわたる被害と天井裏の死骸の存在から、単なる駆除ではなく「住まい全体を再発しない状態に整える」ことが必要と判断しました。そこで以下の優先順位で解決プランをご提案しました。
①徹底的な調査と侵入口の特定
まずは建物全体を点検しました。増築部分と母屋の接合部、床下の通気口、屋根の隙間など複数箇所に侵入口が確認されました。これらを放置すると駆除しても再発のリスクが非常に高いため、どの箇所をどのように塞ぐのかを明確にご説明しました。
②駆除作業と死骸の撤去
天井裏の死骸を速やかに回収し、特殊な薬剤を用いた消毒・消臭処理を行いました。同時に粘着トラップや毒餌を設置し、残存していた個体の駆除を進めました。施工中も状況を逐一ご報告し、安心していただけるよう努めました。
③侵入口封鎖工事
特に増築部分の接合部は隙間が多く、ネズミの出入り口となっていました。ここには金網と専用のパテを用いて塞ぎ、床下通気口には防鼠パネルを設置。屋根の隙間についても補修工事を実施しました。こうした「ネズミが再び入れない家づくり」が再発防止には不可欠です。
④衛生対策とリフォーム提案
長年の被害で断熱材や一部の木材が汚染されていました。そのため必要に応じて断熱材を交換し、清掃後に除菌を実施。Y様のご希望もあり、今後の快適性を考え一部内装の補修も合わせてご提案しました。
⑤アフターフォローと再発確認
駆除後も1か月・3か月の定期点検を行い、再度の侵入や糞害がないかを確認しました。必要に応じて捕獲器の設置や点検を行い、長期的な安心につなげています。
このように、単なる駆除だけでなく「死骸の撤去・衛生処理」「侵入口の完全封鎖」「建物補修」を一体で行うことで、Y様ご夫婦が安心して暮らせる住環境を取り戻すことができました。
お客様の声
5年前くらいからネズミに悩まされていましたが、ここ最近は夜の物音がひどくなり、家の中まで臭いが充満するようになって限界を感じていました。市販の毒餌やシートも何度も試しましたが全然効果が続かず、天井裏に死骸があるのを見つけたときは「もう自分たちでは無理だ」と思いました。
害獣プロテクトさんにお願いして本当に正解でした。調査のときからとても丁寧で、どこに隙間があるのかを写真を見せながら説明してくれたので安心できました。駆除だけでなく死骸の撤去や消毒、家の隙間を塞ぐ工事まで全部対応してもらえたのも助かりました。さらに断熱材まで交換してもらい、家の中の嫌な臭いもすっかりなくなりました。
もし依頼しなかったら、ネズミがさらに増えて衛生的にも危険だったと思います。今は夜も静かに眠れるようになり、夫婦で本当にホッとしています。同じように「もう手に負えない」と感じている方には、早めにプロに相談することをおすすめします。