事例の背景
大阪市東淀川区にある二階建てコーポ(全8戸)を管理するH管理会社様。ある時期から複数の入居者から「夜になると天井裏でカサカサ音がする」「食品がかじられていた」といった苦情が相次ぐようになりました。中には「壁の中を走り回る音で眠れない」「小さな黒い糞が部屋に落ちている」と訴える入居者もおり、生活に大きな支障をきたしていました。
管理会社様は当初、入居者ごとに簡易的な罠や忌避剤を設置して様子を見ていましたが、被害は改善せず、むしろ拡大している状況でした。建物全体を点検したところ、基礎部分の隙間や屋根周り、配管の貫通部など、建物全体に複数の侵入口があり、ネズミが自由に出入りしていることが判明しました。
「このままでは入居者の退去につながる恐れがある」と強い危機感を持たれた管理会社様は、建物全体を対象にした本格的な駆除と封鎖工事が必要だと判断し、専門業者への依頼を決断されました。
害獣プロテクトからのご提案
H管理会社様が管理されるコーポは築年数が経過しており、基礎のひび割れや外壁の隙間、配管の取り合い部分などに侵入口が多数確認されました。また、天井裏では巣材や糞が散乱しており、長期間にわたりネズミが建物全体を移動していたことがわかりました。個別の対応では根本解決が難しいため、建物全体を対象にした包括的な施工をご提案しました。
①建物全体の徹底調査
まず、全8戸の室内・天井裏・共用部・外周を隅々まで点検しました。その結果、基礎部分の通気口や配管周り、屋根の隙間など10箇所以上に侵入口が確認されました。これらを正確に記録し、管理会社様に報告しました。
②駆除作業と死骸・糞の撤去
天井裏や床下に捕獲トラップと毒餌を設置し、同時に死骸や糞を撤去。悪臭や衛生被害を抑えるため、専用薬剤による除菌・消臭処理も実施しました。特に複数の部屋で被害が出ていたため、並行して作業を進め、入居者の生活に支障が出ないよう配慮しました。
③侵入口封鎖工事
基礎部分のひび割れや通気口には防鼠パネルと金網を設置。屋根周りや配管の隙間には専用のパテや鋼板を用いて封鎖しました。ネズミはわずか2cmの隙間からでも侵入できるため、一箇所ごとに徹底して塞ぐことが重要です。
④入居者への説明と安心感の提供
作業中は入居者に対しても直接説明を行い、「いつ頃作業が入るのか」「どのように改善されるのか」を丁寧に共有しました。これにより入居者からの不安の声が和らぎ、管理会社様への信頼にもつながりました。
⑤アフターフォローと管理体制の強化
施工後1か月・3か月の点検を行い、再発がないか確認しました。さらに今後の再侵入を防ぐため、定期的な建物点検とメンテナンスの重要性をご案内し、管理体制の強化にもつなげました。
このように「駆除・封鎖・衛生処理・入居者対応」を一体で行うことで、建物全体のネズミ被害を根本から解決し、管理会社様が安心して物件運営を続けられる環境を実現しました。
お客様の声
今回のコーポでは、入居者から「夜眠れない」「食材がかじられた」などの苦情が立て続けに入り、管理会社として頭を抱えていました。簡易的な対策では全く効果がなく、このままでは退去が相次ぐのではと不安でした。
害獣プロテクトさんに依頼して良かったのは、調査から施工まで一貫して丁寧に対応していただけたことです。建物全体をしっかり点検し、どこから侵入しているのか写真付きで説明してくれたので状況を正確に把握できました。作業も計画的に進めてくださり、入居者への説明まで対応していただけたのは非常に助かりました。
施工後は入居者からの苦情がなくなり、「静かになって安心して暮らせる」と喜びの声も届いています。管理会社としても安心して物件を運営できるようになり、本当に感謝しています。今後も定期点検をお願いし、長期的な管理体制を整えていきたいと思います。