事例の背景
大阪府堺市の整備工場で、夜間に異音がするとの報告を受けて点検したところ、ネズミの糞や配線の被害が見つかりました。車両の電装系統に関わる配線がかじられており、ショートや火災のリスクがある深刻な状況でした。
市販の粘着シートや忌避スプレーを使って自力で対応したものの効果は一時的で、工場内の工具棚や部品置き場などにネズミが繰り返し出没。半外構造のため完全に侵入を防ぐことは難しく、職員も「このままでは操業に支障が出る」と強い不安を抱えていました。
そこで、再発防止まで含めた計画的な対策が必要と判断し、害獣プロテクトに相談することになりました。
害獣プロテクトからのご提案
工場の構造上、住宅のように侵入口を完全に塞ぐことは不可能でした。そこで当社は「定期メンテナンスを通じて寄り付かせない環境を維持する」ことを基本方針としました。
①初期対応(被害箇所の安全確保)
まずはかじられていた配線周辺を清掃・消毒し、危険性を低減。補修と同時に忌避剤を散布し、直ちにリスクを抑えました。
②中期対応(捕獲と環境改善)
工場をゾーニングして粘着トラップや捕獲器を配置。工具棚や部品置き場など潜伏しやすい場所を重点的に点検し、巣材や糞尿を撤去。清掃と消毒で衛生面を改善しました。
③長期対応(寄り付き防止と定期点検)
完全封鎖が難しいため、忌避資材や超音波装置を適所に設置。シャッターや換気口の周辺は重点的に忌避剤を更新し、半年ごとの定期点検で効果を確認。ネズミが寄り付かない状態を維持しました。
④付随対応(職員向けサポート)
再発の兆候を早期に発見できるよう、「糞尿の痕跡」「異音の有無」などを職員が確認できるチェックリストを提供しました。これにより日常業務の中でも簡単に異常を察知できる仕組みを整備しました。
お客様の声
「最初に配線がかじられているのを見た時は本当にゾッとしました。火災でも起きたら大変なことになると不安でしたが、害獣プロテクトさんから『完全封鎖は難しいけれど、寄り付かせない環境を作りましょう』と提案いただき、納得してお願いできました。
施工後は工場がきれいになったのはもちろん、半年ごとに定期メンテナンスをしていただけるので安心です。実際に以前のようにネズミの痕跡が見られなくなり、スタッフも安心して整備業務に集中できています。
もしあのまま放置していたら操業停止につながる事故になっていたかもしれません。定期的なケアで大きなリスクを防げることを実感しました。同じように半外構造の工場で悩んでいる方には、ぜひ早めにプロに相談してほしいです。」