事例の背景
M様のお住まいは、長年住み慣れた200坪の大きな戸建て住宅で、これまでに3度の増築やリフォームを行ってきました。そのため建物の構造は複雑になり、思わぬ隙間や入り込みやすい箇所が点在していました。
3年ほど前から、夜になると天井裏でカサカサと音がするようになり、「小動物がいるのではないか」と気になっていたそうです。当初は市販の粘着シートや忌避スプレーを購入して試してみましたが、一時的に静かになるだけで根本的な解決には至りませんでした。
最近ではついに室内でネズミを見かけるようになり、冷蔵庫の配線を齧られたことで故障が発生。修理に予想外の費用がかかってしまったほか、「もし電気コードを齧られて火災になったら…」という恐怖心も募っていきました。
大きな建物で隙間が多く、自分の力ではどうにもならないと感じたM様は、ようやく「専門の業者に相談しよう」と考えるようになりました。
害獣プロテクトからのご提案
今回のM様邸は200坪という広さに加え、過去に3度の増築を行っているため、ネズミにとって格好の隠れ家となる隙間や配管まわりの複雑な構造が多く見受けられました。そのため、単なる駆除だけでなく、侵入経路の徹底封鎖と建物に合わせた補修が不可欠でした。
①被害状況の徹底調査
まず、屋根裏・床下・壁際を中心に点検を行いました。天井裏にはネズミの糞が複数確認され、断熱材も齧られていました。さらに、冷蔵庫以外にも一部の電気配線に傷があり、今後の火災リスクを高める可能性がある状況でした。こうしたリスクを写真付きでM様にご報告し、現状を正確にご理解いただきました。
②侵入経路の特定と封鎖工事
増築を繰り返した建物は構造が複雑で、隙間が生まれやすい特徴があります。今回も換気口や屋根の接合部分、基礎まわりの小さな穴など、複数の侵入口が確認されました。当社は大工経験を活かし、建物に負担をかけない方法で隙間を金網や板材で塞ぎました。特に増築部分の境目は、一般的な業者では見落とされやすい箇所ですが、細部まで確認し、施工を実施しました。
③駆除作業と衛生対策
侵入口封鎖と並行して、屋根裏に捕獲器や毒餌を設置し、残っている個体を駆除しました。また、蓄積していた糞尿を撤去し、殺菌消毒を徹底することで、衛生面と臭いの不安を取り除きました。
④再発防止のための補修と提案
ネズミ被害で弱った断熱材は取り換えを行い、必要に応じて点検口を新設する提案もいたしました。点検口を設けることで今後のチェックが容易になり、万が一の再発時にも迅速な対応が可能となります。さらに、保証制度として最長5年間の再発保証をお付けし、M様に安心して暮らしていただける体制を整えました。
提案の意図
ネズミ駆除において「一度出て行かせても、再び戻ってくる」という再発ケースが非常に多いです。特に大規模住宅では侵入経路が多岐にわたり、完全封鎖をしない限り根本解決にはなりません。そのため、害獣プロテクトでは「駆除・封鎖・補修・衛生管理」をワンストップで対応することを重視しています。M様邸においても、大工としての技術を活かした確実な施工を行うことで、単なる駆除ではなく「再発しない安心な住まい」をご提供しました。
お客様の声
正直なところ、最初は「こんな大きな家だから、多少ネズミが出ても仕方ないのかもしれない」と半ば諦めていました。ですが、冷蔵庫の配線を齧られて壊れてしまった時に、「これは本当に危ない」と火災の不安まで感じるようになり、専門業者さんにお願いする決心をしました。
来ていただいた担当の方はとても丁寧で、ただ駆除するだけではなく、どこから侵入しているのかを写真で説明してくれました。増築を繰り返した我が家の構造をよく理解して、隙間という隙間を塞いでくださったので、「これなら安心できる」と納得できました。作業も手際よく、しかも大工仕事の技術を活かして家の弱っていた部分をしっかり補修してくれたのがありがたかったです。
振り返れば、市販の対策グッズで時間とお金をかけてきたのは本当に無駄だったと思います。もっと早くプロにお願いしていれば、被害も小さく済んだはずです。今は夜も安心して眠れますし、保証まで付いているので気持ちがとても楽になりました。同じように悩んでいる方がいたら、迷わず害獣プロテクトさんに相談することをおすすめします。